2017年2月よりメキシコシティー成田間の就航が開始したANA(全日空)。その機内誌、『翼の王国』2017年2月号掲載のメキシコ特集のコーディネイトを、2016年11月にさせていただきました。
なんと、テーマは、ベラクルス州発祥の伝承音楽、ソン・ハローチョ。
ソン・ハローチョを代表する3グループのソン・デ・マデーラ、ロス・コホリーテス、モノ・ブランコのメンバーや、踊りの師匠のエレナさんに出会うための特別な旅。メキシコが誇る、素晴らしい音楽文化のソン・ハローチョを、あえて特集テーマに選んでくれた編集部にも感謝です。この記事をきっかけに、メキシコはトランプにやられているだけでもないし、麻薬抗争の土地ではないことを知ってほしい!
この号、現在はネットでもご覧いただけます!
旅行記の執筆は、音楽家でもある青柳拓次さんが担い、メキシコやベラクルスの魅力を伝える、温かく、素敵な内容になっています。関めぐみさんによる、地元の空気をバッチリ捉えた写真とともに、お楽しみください。以下より↓
記事内で紹介されているアーティストのアルバムを含める、ソン・ハローチョ音楽は、日本ではミュージックキャンプさんで、お取り扱いがありますので、ぜひ聴いてみてください。
Music Camp,Inc.: http://www.m-camp.net/
さて、その旅のこぼれ話を。
ベラクルス州都のハラーパでは、ソン・デ・マデーラのリーダー、ラモン・
グティエレスの取材をしたのですが、その時に、ソネックス、ロス・アグアス・アグアス、ロス・コホリーテスのメンバーが働き、運営を行っている、文化センター、カフェ、録音スタジオも備えている、
La Casa de nadieへ行きました。
翼の王国の記事内では写真で登場しませんが、ここで、青柳さんは、急遽ハラーナクラスを受講したりしました。
グラミー常連の、グレッグ・ランドゥがプロデュースを担う、ハローチョ・パワーというプロジェクトが発足したり、何かと面白い動きが起こりつつある場所です。
詳しくは以下の記事を↓
しかし、2017年4月現在、このLa Casa de nadieは、目の前の家に住む隣人が、騒音問題で訴えたために、閉鎖の危機にさらされています。なんとかなるといいんだけど…..
La casa de nadieへ行ったあとに、ロス・アグアス・アグアスのベーシスト、ダニエルの家族が経営するレストラン
EL TOQUE DE GRACIAに立ち寄ることができました。
▲ロス・アグアス・アグアスのベーシストのダニエルは接客担当です!
可愛らしい店内を眺めていると、なんと、2011年に友人たちと一緒に行った反原発イヴェントのポスターが壁に貼られているではありませんか!
メキシコシティの文化フォーラムMultiforo
Aliciaを会場にして、Los Aguas aguas、Chilaquires Verdes、Son de maderaが出演し、反
原発のメキシコの活動家や、研究者が講演会を行ってくれました。
「
原発を持つ
ベラクルス州に住む僕たちにとって、日本の出来事は他人事ではない。あのイヴェントは僕たちにとってとても重要なものだったんだ。だからあの日を忘れないように、ポスターを貼ってるんだ」と言ってくれて、泣けてきた。
私も夫と食堂をやっているので、同じように飲食店に関わる者同士で、話が盛り上がりました。
▲天国から家族を見守るおばあちゃんの大きな壁画が目印です
ここのシーフードの料理、とっても美味しかった。パスタも手打ちだそうです。
ハラーパへ行く機会があったら、ぜひご利用ください!
そして、日本では、もう明日!4月7日に、ソン・ハローチョの
演奏家たち(JULIO MIZZUMI GUERRERO KOJIMA と、JULIIO GUERRERO TORRES )が、東京でコンサートを行います。
ベラクルス南部で活動する日系ファミリーから生まれたソン・ハローチョ・グループ、ヤカテクトゥリのメンバーです。そのリーダー、Mizzumi Kojimaさんにインタビューした記事がBARRIO GOLD ブログに出ていますので、読んでみてください。以下より↓
すごく貴重な内容で、インタビューできてよかったです!
日本でソン・ハローチョの演奏を聴ける、またとない機会ですので、ぜひ行ってくださいね! ロサンゼルスからは
Tex Nakamuraさん(チカーノ音楽シーンでハーモニカ奏者として有名ですが、ハラーナも演奏します)大阪のグループ、コンフント Jが演奏するほか、タコス屋さん、メキシコ雑貨も出店です!
詳細は以下より↓ 予約も受付中だそうです!!