現在発売中のラティーナ2015年10月号の海外ニュース・メキシコに、メキシコの生ける伝説、多文化フォーラム「ムルティフォロー・アリシア(Multiforo Alicia)」の閉鎖危機について書かせていただきました。
アリシアについては、この記事に詳しく書いていますので、ご参考までに▼
そんななか、アリシアに4年間密着したドキュメンタリー『Alicia Más allá del abismo(深淵をもっと越えたアリシア)』(アブリル・シュムクラー監督)が完成し、その披露試写にいってきました。
同映画は、アリシアの歴史の一端に触れられるだけでなく、怪物都市メキシコシティの、混沌のなかに輝く美しさを見事に捉えていて、何度も涙をこぼしました。みんなが主人公の映画です。実は私もちょろっと登場していて、びっくりしたわい!
同映画は、メキシコで8月末に開催された音楽ドキュメンタリー国際映画祭、IN EDITで最優秀作品賞を受賞しています。日本でも公開できたらいいなあ!!
『Alicia Más allá del abismo』予告編▼
メキシコの多くのひとたちは、白米よりも焼き飯が大好きなのですが、焼き飯ばっかり作ってたら、焼き飯を見るのも嫌になってしまいました。
それと、サルサの土地のひとたちなので、なんでもタレがないとダメっぽい。
焼き飯にも無条件に醤油をかけられるし、味つけしている意味とかないじゃんと思うのですが….
あと、辛みが必要なひとが結構いる。
そんなわけで、ついに秘策を投じることにしました。
それについては、また別の記事で報告します。
相変わらずですが、客の入りは、ほとんどダメな日もあれば、ひとがけっこう来る日もあって、まだまだ予測がつきません。
ただ、はっきりわかったのは、お客さんのなかに、ミュージアムや目の前のテアトロメトロポリタンというコンサートホールの関係者がいること。
ミュージアムは月曜定休、コンサートホールは週末しか開いていないので、うちの店もそれに併せて月曜定休にしました。
そういや、うちの店のご近所さん、MUSEO MEMORIA Y TOLERANCIA で、9月26日(それは、1年前アヨツィナパ43学生が政府に消された事件がおこった日でもある)より、1968年のトラテロルコ事件とアヨツィナパの事件を繋ぐ展覧会が開催されます。
メキシコシティ政府は、学生たちの 家族たちを中心にしたデモ隊が、メキシコの中央広場ソカロまで進入するのを「許可」すると発表。そもそも、ソカロを含める広場や路上は政府のものではなく、民衆のものなのに、「おまえらのために特別に許可してあげる」という権力側の態度に怒りを覚えます。
メキシコの新聞LA JORNADAの記事▼
10月の州・行政区などの政権交代を目前に控えているため、このように、社会運動を利用して、政党イメージアップのために、アピールする例が後を絶ちません。利権のために、ひとの魂で遊ぶな。